2011年2月13日日曜日

タフリール

エジプトの政変の中心地として
連日報道されているタフリール広場といえば、
私達が2004年4月にカイロの拠点として滞在していた
まさにその地だ。(kuzuwa.net


私達の滞在したイスマイリア・ハウス・ホテル
タフリール広場を見下ろせることが自慢の
エレベータが2~3本の細いワイヤー!で吊るされている様な、
怪しさ極まりない安宿だった。


       ホテルからの夕日


       部屋から見たタフリール広場

中東への知識が少なく滞在に怯える妻を
「イスラムの文化は素晴らしいんだぞ、
メディアの印象は一方的で、人も素晴らしいんだ」
となだめながらこの宿に入った。

チェックインし、ロビーのテレビを見た途端、
その日拉致された3人の男の顔が映っていた。
9.11以降始めて拉致された日本人だった。

テロ全盛期、イラクが今以上に荒れに荒れていたあの時。
ニュースを見つめる中東の人達一人ひとりが
皆人事でなく真剣だった。
それぞれが未来を模索していた様が思い出される。




4車線道路のはずなのに
6、7列で走るタフリール広場の車の雑踏に圧倒され、
エジプトってスゲェパワーだ!と感動したあの地。




あれからもう7年近く。
民衆の力で世界を騒がせたあの地に
僕達がいたかと思うと何だか誇らしい。




ムバラクに継ぐ実力者がいないとか
周辺国の政治に巻き込まれて大変だとか
色々不安視される報道が占めるが
将来のヴィジョンも定まらず右往左往する国に住む身としては
変化を求めて爆発出来る気概を持っているこの国が
羨ましく思えたりもする。
エジプトの未来に幸あらんことを。

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